traser(トレーサー) P6506 Commander
米軍にも正式採用され、さまざまなミッションに使用された本格ミリタリーウォッチ
湾岸戦争や様々な暗闇でのミッションで立証された特殊発光「TRASER」システムを採用しています。
「TRASER」システムとは、小型ガラス・チューブにトリチウム・ガスを充填し、放射性物質を放出することなく、自己発光を可能にしたものです。
従来の蛍光塗料と比べ実に100倍近い驚くべき視認性を確保しています。
その「TRASER」システムを文字盤のインデックスと指針に使用しています。
その明るさは、兵士たちが戦闘中に着用していて、敵のターゲットにされないように、時計を覆うカバーを必要としたほどだったそうです。
バッテリーが不要の自己発光式ライトシステムは10年間の夜間視認性が保証されています。
トリチウム・ガスが発する緑色の光は、「人間の目に最も優しい光の波長である」と言われています。
「TRASER」システムがミリタリー時計に実際に採用されるまでには、乗り越えなければならない多くの障害があったそうです。
この時計の開発が始ったのは1988年で、その当時採用されていたトリチウム・ペイント・タイプの時計から規定以上の放射能が計測されたからでした。
米国国防省は、早急に今までのミルスペック(軍指定装備規定)の改訂を実施しました。
オフィシャル・サプライヤー(正規納品業者)は、この改定により新しい規定に合った安全で正確な時計を造る必要に迫られたのです。
Stocker & Yale社は、数年前よりスイスのMBマイクロテック社が開発・製造していた「TRASER」システムを、米軍用コンパスに使用していました。
この革新的な発光技術を軍用時計に活かすことができるのでは・・・と考えたのです。
こうして世界で唯一、「TRASER」システムを製造できるMBマイクロテック社が、米国ミリタリーウオッチの歴史に参加することになったのです。
「TRASER」システムを採用した時計のプロトタイプは、米国国防省による、過酷で厳しい数々のテストに合格しました。
こうしてH3(トリチウム・ガスの元素記号)ウォッチ・シリーズは米ミリタリーに正式に採用が決まりました。
1980年~2000年の間に実に100万個以上の時計が米軍に納品されて、様々なミッションに使用され、50万個以上が一般の市場でも販売されました。
2000年にStocker & Yale社が時計部門の撤退を決意した後、「TRASER」システムの開発元であるMBマイクロテック社が、特に本物の軍関係品を収集してるコレクターの強い要望により、ミルスペック・モデル(MIL-W-46374F)・H3シリーズを甦らせました。
全てのモデルの文字盤にはH3(トリチウム・ガスの元素記号)、 放射能マーク及びトリチウム・ガス使用量が、日本の法律で定められている925MBQ以下である証、「T25」と印字されています。
往年の名作タイプを将校らの依頼で、ケースをチタン・ハウジング仕上げにし、べセルにカーボンを使用したモデルです。
高級感のある雰囲気はミリタリー・ウオッチ・ファンだけでなく、時計好きの方々にも人気のモデルです。
★他の
人気アウトドア情報は、こちらのランキングでチェック↓
人気blogランキング