LEATHERMAN(レザーマン)マルチプライヤーツールは、ティム・レザーマン氏が旅行中に生み出したアイデアから生まれました。
その昔、レザーマン夫妻は、レンタカーで各国を回っていました。
しかし、借りた車は電気系のトラブルを続発するボロ車でした。
大学で機械工学を専攻した彼にとっては、この程度のトラブルはお手のものでしたが、当時愛用していたスイスアーミーナイフでは全く歯が立たない状況に追い込まれたのです。
「こんなとき、プライヤーが1本あればなぁ・・・」
そう思ったのがこのツールの誕生のキッカケなのだそうです。
この全く新しいタイプの携帯ツールは、「レザーマンツール」と名づけられ、軍関係者やアウトドアズマンに大ヒットし、世界100カ国以上に輸出されるマルチツールの代名詞となっているのです。
その後アーミーナイフのツールにも、プライヤーが加わり始めたのは有名な話です。
人気モデルのチャージTiと XTiを統合した
「Charge(チャージ)TTi」。
レザーマンツールのハイエンドモデル「チャージ」をリニューアルした製品です。
チャージTiのハサミとXTiのクリンパー、カッティングフックといったお互いの機能を併せ持つ最強モデルです。
ボディには、軽くて強度の高いチタンを採用しています。
Charge(チャージ)TTiの中身です。
・チャージ専用レザーケース
・インターナショナルメトリックビット
・リムーバルポケットクリップ
・クイックリリースランヤードリング
・ユーザーズガイド(説明書)
先端から順番に、
・Needlenose Pliers(ニードルノーズプライヤー)
・Regular Pliers(レギュラープライヤー)
・Wire Cutters(ワイヤーカッター)
・Hard-Wire Cutters(ハードワイヤーカッター)
プライヤーは、4種類の使い方ができるので、そのときの状況合わせて使い分けができます。
上から順番に、
・Large Screwdriver(ラージスクリュードライバー)
・Small Bit Driver(スモールビットドライバー)
・Scissors(ハサミ)
ハサミは切れ味が良く、マイナスドライバーに加えて小さいネジに対応するスモールビットドライバーも搭載しています。
左から
・Bottle/CanOpener(ボトル・缶オープナー)
・Wire Stripper(ワイヤーストリッパー)
・Large Bit Driver(ラージビットドライバー)
アウトドアで重宝する缶切りや栓抜きと、付属のビットセットでビットが交換可能なドライバーを搭載しています。
・Diamond-coated File(ダイヤモンドヤスリ)
使いやすい大きさの木工/金属用ヤスリ。
・Saw(ノコギリ)
アウトドアで使用する機会の多いノコギリ。
・Serrated Knife(波刃ナイフ)
・Cutting Hook(カッティングフック)
切れ味の増した波刃ナイフ。
シートベルトやリノリウムですら、あたかも革やキャンバス布のごとく切り裂くことのできる、カッティングフック。
・Clip-point Knife(クリップポイントナイフ)
このツールの一番の特徴と言えるナイフ。
刃持ち、柔軟性、硬度それぞれの最高のバランスで知られる鋼材であるS30Vを採用しています。
S30Vは、他のステンレスと比較したベンチマークテストでは、最も強靭なステンレスの一つと判定されています。
4つのメインブレードは、それぞれ確実にロックする機構を搭載しています。
矢印の部分を押すことで、ロックを解除できます。
先端に搭載しているツール類にもロック機構があります。
ドライバー類を出し切るとロックがかかります。
矢印の部分を押すことで、ロックを解除できます。
ビットドライバーは、付属の7種類のビットと交換することができます。
・Lanyard Ring(ランヤードリング)
ランヤードリングを使用することにより、カラビナをつけたりすることができます。
このリングは、確実にロックすることができます。
ポケットクリップをつけた状態。
ランヤードリングを付けるか、ポケットクリップを付けるかを選択できます。
・Ruler(8inch/19cm)定規
ちょっとしたモノの長さを計ることができる定規があります。
上がインチ表示で、下がcm表示の目盛が刻まれています。
Charge(チャージ)TTi専用のレザーケースが付属しています。
付属のケース内側にはドライバービットを収納するポケットがあり、サイド部分にはフラッシュライトやペンを差し込むポケットが付いています。
背面には縦方向、横方向どちらでも装着可能なベルトループを装備しています。
底の部分に穴が開いているためツール本体が取り出しやすいだけでなく、プライヤーをオープンした状態で一時的に差し込んでおくことも出来ます。
(但し、プライヤーを開いた状態でフラップはしまりません。)
プライヤーをメインとしたマルチツール。
今までに無かった発想のレザーマンは、世界に認められたマルチツールと言えると思います。
ハンドルの大きさも、ちょうど良い感じで角が丸くなっているので握りやすく感じます。
プライヤー使用時には、4つのメインブレードのツールがロックされるという機構も安心です。
このレザーマンひとつで、MSRのストーブが分解できるという点も、気に入っているひとつの理由です。
そして、このツールには25年の保証期間が設けられています。
レザーマンには、この製品に絶対の自信がある、ということなのでしょう。
このアウトドア道具は、お気に入りの一つに仲間入りです。
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