前回の記事に書いた、シェルパ斉藤さんの著書「ワンバーナー簡単クッキング」に登場するアウトドア道具に触発されて購入したのが、
VICTORINOX(ビクトリノックス)のOutrider(アウトライダー) NL(ナイロンハンドル)です。
ヘビーデューティー向けに開発されたシリーズで、刃の面積が大きくてロック機構のあるタイプです。
スイスが生んだ世界を代表するナイフメーカー「ビクトリノックス」の根幹を成すマルチツールの歴史は、1891年にスイス陸軍に納入されたオフィサーナイフから始まりました。
メインブレードやコークスクリュー、スクリュードライバー、缶きりなど6つのパーツを装備したこのナイフは1897年には特許を取得し、スイス国内のみならず多くの国からも大きな反響を呼んだそうです。
Outrider(アウトライダー)の機能は、全部で15種類あります。
1.ラージブレード(大刃)
丈夫なブレードは切れ味抜群。手入れも簡単。
2.缶きり
缶きりは、「押し切り」、つまり前方へ進んでいきます。オレンジピーラー(皮むき)としても使用可能。
3.マイナスドライバー(小)
プラスのネジにも応用できるドライバー。
4.ハサミ
ハサミのスプリングは交換できます。
5.ノコギリ
ウッドクラフトや木製品の補修に。普通のノコギリと違い、押しても引いても切ることが可能。
6.プラスドライバー(フィリップス型)(小)
マイナスドライバーと同様、90度に曲げての使用もできます。
7.栓抜き
8.ワイヤーストリッパー
栓抜きの根元の溝はコードの被覆を剥がすためのものです。
9.マイナスドライバー(大)
栓抜きの先端にはマイナスドライバーの機能も。90度に曲げての使用もできるので狭い部分のネジも回せます。
10.キーリング
紐を通して携帯性を高めます。
11.ソーイングアイ(糸穴)
革やテントなど厚手の生地を縫うための糸穴としての使用。
12.リーマー(穴あけ)
木や革に穴を開けるキリとして使用。
13.コルクせん抜き
コルクを抜くときだけでなく、堅くなってしまった結び目を解くのにも使用可能。
そして、キーリング側に2つの機能があります。
14.ツースピック(つまようじ)
スペアパーツとして購入することもできます。
15.ピンセット(毛抜き)
トゲ抜き、毛抜きとして。
上が、ピンセットで下がツースピックです。
この部品は、万が一なくしても購入することができます。
→
VICTORINOX(ビクトリノックス) ピンセット L
→
VICTORINOX(ビクトリノックス) ツマヨウジ L
アウトライダーのブレードは、完全に開くとスライドロックで確実にロックされます。
解除するには、グレーのロック解除ボタンをブレードと逆方向にスライドしながらブレードを折り畳みます。
シェルパ斉藤さんの著書「ワンバーナー簡単クッキング」によると、調理道具の基準はロック機構がついた大型のナイフとハサミが付いていることが必要条件なのだそうです。
その理由は、ラーメンのスープや餃子のたれなどが思うように切れないときに使ったり、まな板を用意しなくても野菜のカットができる点が便利なようです。
自然の中では、なるべく荷物を減らしたいが故に生まれた使い方なのだと思います。
もちろん、ジャガイモやタマネギなど、ハサミだけではカットできない野菜もあります。
そのときは、フライパンをまな板がわりにしているようです。
ハンドルの長さは111mmあります。
このハンドルの長さは絶妙な大きさで、手袋をしたままでも使いやすく馴染みやすい形状です。
アウトライダーは、アウトドアの先輩であるシェルパ斉藤さんが教えてくれた、クッキングに便利な道具。
シェルパ斉藤さんは、このツールナイフで、クッキングのすべてをカバーしているのだそうです。
フィールドで行動を共にする優れたアウトドア道具のひとつとして、活躍してくれるお気に入りになりました。
VICTORINOX(ビクトリノックス) アウトライダー NL(ナイロンハンドル)しっかりロックできるナイフは、長さも使い勝手がいい。ハサミが思いのほか、使いやすくて気に入ってます。
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