GPSMAP 60CSxの測位の実力を試してみる
前回の記事では、GARMIN(ガーミン) GPSMAP 60CSxは室内でも測位してしまうという、驚きの優秀さを確認しました。
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前回の記事はこちら
搭載されている「SiRF StarIII 」チップの実力は、アウトドアという環境で役に立つGPSとして、とても期待できるものだと思います。
フィールドで、衛星捕捉の感度を試して見ました。
■上空に障害物が何もない状態での測位
見晴らしのいい、フィールドにやってきました。
小高い丘で囲まれ、空に障害物が何もありません。
カラー画面の視認性も、抜群です。
捕捉した衛星の数は、10個。
棒グラフで表された、衛星の信号強度もほとんど最高レベルです。
さすがに10個も捉えると、位置のズレは±2mと誤差は少なくなります。
ほとんど完璧、と言えるのではないでしょうか。
トリップコンピュータの画面です。
高度は971mです。
この画面の、細かい説明は省きます。
■上空に障害物がある状態での測位
場所を移動し、森の中に移動しました。
画面は見づらくなりますが、バックライトの調整で見やすくなります。
捕捉した衛星の数は、9個になりました。
鬱蒼とした森ではないので、先ほどより1個減っただけでした。
棒グラフの信号強度も最高を示しているのは、2個という状況です。
位置のズレは、±4mで先ほどの2倍になりました。
この程度のズレならば、たいした問題ではないと感じます。
森を抜け、見晴らしのいい場所に移動します。
ちなみに、向こうにみえるのは北アルプスです。
捕捉した衛星は、やはり10個。
後ろに森があるせいか、信号強度は全部が最高レベルになりませんでした。
位置のズレは、±3m。
障害物の大きさにも関係するので、この程度ならば、ほぼ完璧ではないでしょうか。
画面は、高度ページです。
ここの高度は、1017mです。
■谷での測位
谷にやってきました。
景勝地でもあるこの谷は、とても大きな岩が上空まで聳え立ち、別世界のようです。
上空の範囲が狭いので、測位の条件としては、厳しいものがあります。
はたして、どうなるのでしょうか。
谷の底におりて、計測してみます。
下に降りれば降りるほど、条件は悪くなると思います。
位置のズレは、±16mと大きくなりますが、捉えた衛星の数は、5個もあります。
そのうちの4個は、信号強度が最高レベルです。
山と山に挟まれた谷という悪い環境で、現在地が確定できるだけでも、かなり使えるGPSだと思います。
GARMIN(ガーミン) GPSMAP 60CSxは今回の測位の結果、フィールドで使える優秀なGPSとして再確認できました。
この結果にとても満足し、ますますお気に入りのアウトドア道具になりました。
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